2016年11月に秋季講演会及び日台交流の集いを開催致しますのでご案内申し上げます。
今回は、台湾セブンイレブン(統一超商)元総経理の徐重仁氏を、講師にお招き致します。
セブンイレブンは、日本のコンビニ業界では、台湾をはじめとした海外展開の先駆けとして成功しており、台湾を訪問の際、お世話になっている方も多いと思います。
今回、徐重仁氏には「人生を変えた出会い」というテーマにてご講演頂きます。 皆様のご参加をお待ちしております。
準備の都合上、平成28年10月31日までに下記のEメールアドレスまで、講演会・交流の集いそれぞれについて出欠のご連絡をお願い致します。
記
開催日 平成28年11月12日(土)
【講演会】
開催時間:午後4時~午後5時半
会 場:早稲田大学15号館1階 02教室(新宿区西早稲田1-6-1)
講 師:徐重仁氏
演 題:『人生を変えた出会い』
会 費:無料
【日台交流の集い】
開催時間:午後6時~午後8時
会 場:グッドモーニングカフェ(03-5155-3385 西早稲田1-9-12)
会 費:会員・会友 5000円 一般6000円 学生・1000円
連絡先:北川原・小川・何時宜 Emailアドレス nittaievent@gmail.com
以上
第20回定期総会を下記要領にて開催いたしたく、茲にご案内申しあげます。
皆様にはご多忙の折とは存じますが、万障お繰り合わせの上ご出席賜りますようお願い申しあげます。
記念講演会につきましては、⾃由時報 東京⽀局⻑ 張 茂森 ⽒による「台⽇関係の新しい展望」を予定してございます。
皆様には定期総会・記念講演会を通じて当会活動をご理解頂き、ご意⾒を伺うよい機会としたいと考えております。是⾮お誘い合わせの上ご出席ください。
記
⽇ 時:平成28年6⽉18⽇(⼟)
15時00分 〜 定期総会
16時00分 〜 記念講演会
講師及び演題:⾃由時報 東京⽀局⻑ 張 茂森 ⽒
「台⽇関係の新しい展望 -蔡政権の⼀ケ⽉-」
場 所:早稲⽥奉仕園リバティホール
東京都新宿区⻄早稲⽥2丁⽬31
https://www.waseda.jp/top/assets/uploads/2014/06/map_jp.pdf
当会主催の春季基調講演会及び交流の集いが、3月12日(土曜日)午後4時から、早稲田キャンパス22号館で開催されました。先ず講演会では一般財団法人台湾協会理事の高寛氏を講師にお招きし、「経済的視座よりの両岸関係、日台関係の展望」と題する講演が行なわれました。高講師は、台湾三井物産董事長、香港三井物産・ベトナム三井物産取締役を歴任された後、現在は日台関係促進のため種々経済団体、経済研究所、大学等で講演などのボランティア活動をされています。
今回の講演会はこれまでとは趣向を変え、先ず講師にテーマについてお話をして頂き、その後聴衆と講師、あるいは聴衆同士でそのテーマについて意見交換を行う、という形をとり、また講演会名は基調講演会としました。
以下講演内容抜粋:
1月16日投票の台湾総統及び立法委員選挙は、国民党の壊滅的大敗、民進党の大勝に終った。第三勢力・時代力量の台頭、また中国、米国や資本家の介入がなかったことが2012年と異なる。だが安泰ではない。台湾企業はITなど中国へ過度に依存しており、この従来型ビジネスモデルは限界に来ている。蔡英文新政権としては「(経済原動力再生の)3本の矢(イノベーションによるグローバル競争力の強化、内需産業の強化、地元経済の発展を重視)」、及び「(産業発展に対する)3つの重点(未来産業、永続的なグリーン産業、生活産業)」、並びに「5つのイノベーション研究開発計画(グリーンエネルギー科学産業、アジアシリコンバレー産業、スマート機器革新産業、国防産業の振興、バイオ医薬R&D産業)」を経済政策として掲げたが、結果が今後の最重要要素となるだろう。また国際経済貿易戦略としてTPP、FTAへの参画を目指し、東南アジア諸国との協力関係を推進する(新南向政策)としている。一方中国は誰も定義出来ない「社会主義的市場経済」下にあるが、経済成長の逓減に伴いさまざまな課題が露呈しており、習近平は経済の質の向上のため一帯一路、AIIBなど成長モデルの新たな段階への転換政策を図っている(新常態)。台湾・中国の両岸関係であるが、中国にとり、「92年合意」の確認が大前提としても台湾の重要性は新政権になっても変わらない。台湾にとっても両岸経済貿易拡大は必要であり、台中FTAのECFAの交渉を推進し、中国の変革に伴った新たなBIZ MODELを模索せざるを得ない。さて、冷戦終結後の世界の潮流はグローバル化である。IT革命により国際分業体制がさらに明確化・深化している。世界の経済的結びつきは、政治の安全保障と共に今後重大要素となる。
○グローバル化によってもたらされる国際分業の深化
Group1群国 R&D、先端技術、SOFTに特化 日欧米
Group2群国 良い商品を安価に製造する生産(改良)技術に長ける (中)台韓
Group3群国 労働集約的生産地域 中、東南・西南アジア、アフリカ
日本としては中国の変革を見据え、日―台―中に米国を加えた制度的プラットホームを構築し、台湾との戦略的国際分業を深化するべきである。
また、台湾企業鴻海精密工業によるシャープの買収目的は、ブランド力の取得にある。
引き続き、意見交換に入りましたが、講演内容とはやや離れ、台湾の教育問題について興味深い討論がありました。台湾では1997年に中学校教科書「認識台湾(地理篇、歴史篇、社会篇)」が刊行・採用され、それまで歴史といえば「中国本土」を指していたのですが、「郷土史」として初めて台湾についても学ぶことができるようになりました。これにより台湾アイデンティティーが覚醒し今回の選挙結果の遠因になった、という意見もありました。その後「認識台湾」は廃止され、歴史教育は社会科の中に組み込まれたので、今の留学生は別の教科書で学んでいます。なお講演会には会員17名、会友5名、一般8名、学生4名、計34名(講師を除く)が参加しました。
講演後は老舗・金城庵に会場を移動しての懇親会。会員16名、会友4名、一般6名、学生4名、計30名(講師を除く)が参加し、時を忘れて懇談され、盛会の裡に終了しました。
(齋藤 晃 記)
―講師Profile―
高寛(たか ゆたか) 昭和26年生 昭和49年横浜国立大学経営学部卒業 昭和49年三井物産(株)入社、主に金属資源、非鉄製品分野を担当 米国サンフランシスコ、ニューヨーク本店副社長を経て 平成17年鉄鋼原料・非鉄金属副本部長 平成18年理事、台湾三井物産董事長 三井物産中国経営評議会、香港三井物産取締役、ベトナム三井物産取締役を兼務 平成21年退職 平成21―23年MIODシニア・アドバイザー
現在;一般財団法人台湾協会理事、社団法人アジア太平洋フォーラム理事、新日華フォーラム理事、新外交フォーラム評議委員、台日産業技術合作促進会(TJCIT)顧問、ふるさとテレビ顧問、独立行政法人中小企業基盤整備機構国際化支援アドバイザー
台湾留学⽣との交流会を、2015年12⽉16⽇(⽔曜⽇)午後6時から、早稲⽥⼤学正⾨前早⼤通りのレストラン『イル・デ・パン』(イタリアン&ハワイアン料理)で開催し、WTSA(早稲⽥⼤学台湾同学会)の留学⽣10名、⽇本台湾学⽣会議の学⽣6名、岩永ゼミ2名 、幹事・会員・会友10名の総勢28名が集いました。
この交流会は従来幹事のみで主催していましたが、今回から初めての試みとして⼀般会員・会友にも広く呼びかけ、3名の⽅が参加されました。
今回は特にテーマを決めず⾃⼰紹介、歓談などに終始しましたが、⼀部学⽣からは⽇台稲⾨会と学⽣とのつながりについて疑問を呈する意⾒もあり、今後の運営については学⽣の要望も取り⼊れ検討する必要があると思われます。また、学⽣による⽼齢者の慰問⾏事に似た雰囲気もあり、若⼿会(⻘年部(仮称))設置の必要性があると感じられました。
今後の開催時期については、新⼊⽣が⼊学して落ち着いた4⽉の開催も視野に⼊れ検討いたします。
(齋藤 晃 記)
当会主催の秋期講演会及び交流の集いが、2015年11⽉14⽇(⼟曜⽇)午後4時から、早稲⽥キャンパス22号館で開催されました。
先ず講演会では台湾・可⽶製作股分有限公司Comic Production の⽊藤奈保⼦⽒を講師にお招きし、「台湾ドラマにおける⽇台コラボレーション」と題する講演が⾏なわれました。⽊藤講師は現在、台湾・可⽶製作では唯⼀の社⻑専属⽇本⼈スタッフとして、台湾ドラマにおける⽇本とのコラボを担当されております。
台湾では⽇本の漫画に⼈気があり、それらの作品を原作としたドラマが数多くを制作されています。例えば、「花より男⼦(だんご)」(神尾葉⼦:作・画)は⽇本に先駆け台湾でTVドラマ化され(「流星花園(りゅうせいはなぞの)-Meteor Garden-」)、アジア各国で⼤ブームを巻き起こしました。(⽇本ではその後「花燃ゆ」の井上真央、松本潤(嵐)主演でTVドラマ化。)
⽊藤講師が最近⼿がけられた作品に、台湾ドラマ「流氓蛋糕店 〜CHOCOLAT〜」(窪之内英策:作・画「ショコラ」)という作品があります。⾜を洗った元ヤクザが亡妻を偲んでケーキ屋を開くのですが、そこに⻑澤まさみ扮する亡妻の(元夫との)娘が⾶び込んできて⼀緒に⽣活をする、というコメディ物、これもアジア各国で放映されているそうです。
⽊藤講師が感⼼されたのは、⻑澤まさみの俳優としてのプロ根性と努⼒。⽇本で育った台湾⼈と⽇本⼈とのハーフという設定にし、多少中国語が完璧でなくともOKだったのですが、毎⽇深夜までかかって台詞を⽿から丸暗記し、90分を15話分全編中国語で演じ切ったそうです。なおかつ共演者の台詞まで理解していて会話がとてもスムーズに進み、スタッフも称賛しきりだったとのこと。彼⼥はその後、ジョン・ウー監督「THE CROSSING太平輪」(⽇本未公開)、是枝裕和監督「海街diary」(2015年キネマ旬報第4位)と⽴て続けに出演、現在はNHK⼤河ドラマ真⽥丸」にヒロインきり役で登場していますね。
※「流氓蛋糕店 〜CHOCOLAT〜」はレンタルDVDもあるそうです。さて、⽊藤講師はこのほか、台湾での⽇本とのコラボの課題についても説明されました。ただ闇雲にコラボすればいいということではなく、お互いを理解しつつ進めるべきだと。思わず、台湾⼤好きだけでは台湾との関係も深化しないのでは、と⾃省した次第です。なお、詳しい講演内容につきましては以下をご覧ください。
※講演資料:「台湾ドラマにおける⽇台コラボレーション」
講演会には来賓3名、会員・会友17名、⼀般10名、学⽣27名(台湾留学⽣・⽇本⼈学⽣)の57名が出席し、盛会の裡に終えることができました。テーマが台湾ポップカルチャーということで当初は分かるのかいなと⼼配しましたが、学⽣の反応には⼿応えを感じました。今後も台湾―⽇本の⽂化交流をテーマにした講演を企画したいと考えております。
講演後は3階ラウンジに会場を移動しての交流の集い。萩原会⻑の開会の辞に続き、来賓の柿沢未知・交流協会総務部⻑によるご挨拶と乾杯のご発声に続き、⽊藤講師にも改めてご挨拶を頂き歓談に⼊りました。⽊藤講師を囲んでの学⽣の輪が引きも切らず、⾷事も満⾜に摂れなかったご様⼦。歓談ののち、台北駐⽇経済⽂化代表処教育部・⻩聖明様、早稲⽥⼤学国際部事務部⻑・⼾枝久郎様はじめ、学⽣団体(WTSA,⽇台学⽣会議)、他の出席者の皆様が紹介されました。交流の集いには来賓3名、会員・会友16名、⼀般11名、学⽣25名の55名が参加し、最後まで親しく懇談され、別れを惜しみつつ散会しました。)
―講師Profile―
⽊藤奈保⼦(きどうなほこ) 1999年3⽉ 早稲⽥⼤学第⼀⽂学部史学科⽇本史専修卒業、99年4⽉ NTT東⽇本株式会社⼊社、2002年3⽉ 同社退社、2002年4⽉⽇中学院本科⼊学、2005年3⽉ 同学院本科研究科卒業、2005年4⽉ コミックリズ(株)⼊社(台湾ドラマ配給会社で台湾ドラマの買い付け及び⽇本原作の台湾での映像化における台湾製作チームとの調整を担。) 、2011年8⽉ コミックリズ (株) 退社
現在所属:可⽶製作股分有限公司Comic Production Co., Ltd. Special Assistant to CEO
台湾ドラマ制作における⽇本との協業担当。台湾、⽇本双⽅にとつて良い結果を⽣み出すコラボレーションを探し、折衝、実⾏しています。
(齋藤 晃 記)
早稲田 4連勝ならず 慶応の勝利 (通算成績早稲田5勝7敗)
昼間の温度が上がらず寒いコンディションの中、両校の真剣勝負が繰り広げられました。
開催日:2015年11月12日(木)
会場 :習志野カントリークラブクイーンコース
参加人数:早稲田5名 慶応7名
団体戦では、早稲田は健闘虚しく、敗戦を喫しました。
<団体戦>上位5名の総グロススコア
早稲田 533打
慶応 503打 優勝
<個人戦>新ペリア方式にて順位決定
飯沼昭治氏(慶応) 優勝
瀧瀬郁雄氏(慶応) 準優勝
<ベスグロ>
岩永康久氏(早稲田) 89
<ニアピン>
関秀彦氏(慶応)
宗澤進氏(慶応)
和田滋氏(慶応)
以上
先般ご案内いたしました今月開催の秋季講演会ですが、都合により講師と演題を変更いたします。なお、講演内容につきましては既にご紹介したテーマで、変更はありません。
記
日時・場所 平成27年11月14日(土) 早稲田大学キャンパス内
【講演会】 午後4時~午後6時 22号館201教室
講師:木藤奈保子氏(校友)
可米製作 Comic Production Co., Ltd. Special assistant to CEO
演題:『台湾ドラマにおける日台コラボレーション』
会費:無料
【日台交流の集い】 午後6時~午後8時00分 22号館3階ラウンジ
会費:一般 4000円(会員・会友 3000円) 学生・1000円
連絡先アドレス:nittaievent@gmail.com
以上
11月に秋季講演会を開催し、併せて日台交流の集いを開催しますのでご案内申し上げます。
今回は文化の秋ということもあり、台湾ポップカルチャーを日本に広めるきっかけとなった台湾ドラマ「花より男子」などを取り扱う、コミックリズ株式会社代表取締役・竹之内良和氏を講師にお招きします。台湾ドラマには日本の漫画を原作とした作品が多数あり、台湾文化と日本文化がうまく融合した作品が生み出されております。今回、竹之内良和氏には「日本の漫画と台湾ドラマのマリアージュ」という演題にて、日本と台湾のポップカルチャーの相乗効果などについてお話しいただきます。
皆様の多数のご参加をお待ちしております。
準備の都合上、出席ご希望の方は平成27年10月31日までに下記のアドレスまで、メールにてご連絡をお願いいたします。
記
日時・場所 平成27年11月14日(土) 早稲田大学キャンパス内
【講演会】 午後4時~午後6時 22号館201教室
講師:竹之内 良和氏
演題:『日本の漫画と台湾ドラマのマリアージュ』
会費:無料
【日台交流の集い】 午後6時~午後8時00分 22号館3階ラウンジ
会費:一般 4000円(会員・会友 3000円) 学生・1000円
連絡先アドレス:nittaievent@gmail.com
以上
各位
掲題の件、明石元二郎顕彰会事務局より、ご案内がありましたので、お知らせいたします。また、今年の定期総会記念講演で、明石元紹氏に講師をお願いしたご縁もあり、後援団体となることを幹事会で決定いたしました。
なお、詳細は添付ファイルの通りです。
(日台稲門会 事務局)
日台稲門会第19期定期総会、・記念講演会、及び第16回日台交流の集いが、2015年6月20日(土曜日)午後3時から、早稲田キャンパス22号館で開催されました。
なお開会に先立ち、今年お亡くなりになった物故者を偲び、黙祷を行ないました。
故 輿石 那豊 氏(当会顧問、元幹事) 平成27年5月9日ご逝去
故 萩谷 博 氏(元・台北稲門会会長) 平成27年6月5日ご逝去
定期総会には会員19名、会友7名が出席し、高橋幹事長の司会のもと会則に基づき岩永会長が議長に選任され、開会宣言ののち総会議事の審議が始まりました。先ず議長の指名により高橋幹事長が2014年度事業報告を、三村副幹事長が同決算報告を行ない、会計監査報告を眞鍋監査役が欠席のため同監査役の委任を受けて高橋幹事長が代読し、「会計監査のため証憑書類の閲覧、計算書類の監査手続きを行なった結果、会計帳簿と合致し、収支の状況を適正に示している」旨の報告がなされました。続いて2015年度事業計画案、予算案の説明があり、いずれも原案通り承認・可決されました。
会長交代人事では、議長から改めて自らの会長在職が3期6年にわたることから本総会をもって辞任したいとの希望があり、高橋幹事長が幹事会を代表して会員・萩原伸一氏を新会長候補者に推薦すること、並びに推薦理由、及び同氏の略歴の説明がありました。また議長は、監査役については現任の眞鍋藤正氏を引き続き選任することを提案し、いずれも原案通り承認・可決されました。また総会終了後、現会長は名誉会長に、現幹事長は顧問にそれぞれ幹事会の推薦を経て就任すること、併せて現幹事の中島淳氏、現顧問の井村晃也氏、渡邉光治氏、石川公弘氏、小野間恒夫氏、輿石邦豊氏(ご逝去)がそれぞれ退任することが報告されました。
なお、新役員は次の通りであります。
名誉会長:岩永 康久、会長:萩原 伸一、幹事長:三村 達(会長補佐/会の運営)、事務局長:齋藤 晃(兼会報担当)、幹事:小川 英郎(新任)、川村 由紀(会計担当兼名簿・事務局)、神田 正治、北川原宣夫、江 正殷、鈴木 進一(新任)、寺田 修(ホームページ担当)、陳 恵珍、丸山 弘子、山崎 総、渡邉義典、顧問:高橋 徹
最後の議案として、高橋幹事長は事務局長職の新設、並びに顧問の任期に関する会則条項の変更を説明し、原案通り承認・可決され、総ての議案が審議されたので閉会が宣言されました。また総会終了後、来賓の戸枝久郎・国際部事務部長より、母校の現状につき報告がありました。
記念講演会には会員・会友29名、学生19名、一般41名他91名が出席し、萩原新会長の進行のもと、明石元二郎・元台湾総督ご令孫で、今上陛下の級友でもある明石元紹氏による「明石家三代と台湾」と題する記念講演が行なわれました。講演では、先ず明石元総督の、①日露戦争時のスパイ・後方撹乱(陸軍大佐時代)―ロシア革命の誘発、共産主義国家の誕生へ、ソ連・中共・北朝鮮、②朝鮮半島の併合(陸軍少将時代)―憲兵司令官、影の総督、無血の併合、玄洋社、③台湾総督(陸軍大将時代)―日月潭水力発電ダム、烏山頭ダム、遺言により台湾に埋葬、と時代ごとの活動が紹介され、続いてご尊父元長氏と国民党とのエピソード、最後にご自身と今上陛下とのご幼少時からの交友関係について語られました。講演後の質疑応答では、出席者による真剣な質疑応答がなされ、また講師の著書「今生天皇 つくらざる尊厳 級友が語る明仁親王」の紹介がありました。この講演会には戸枝・国際部事務部長が総会に引き続き出席されたほか、池田維・交流協会顧問(元台湾事務所代表)、台湾からの賓客として陳光敏・早稲田大学台湾校友会会長、鄭文哲・同副会長、ご子息の鄭世維氏が駆けつけられ、熱心に聴講されておりました。
6時からは22号館3階ラウンジに会場を設営し、日台交流の集いが行なわれました。萩原新会長の開会挨拶に続き、岩永名誉会長が改めて在任中の謝辞を述べられ、来賓として徐瑞湖・駐日台北経済文化代表處副代表、台湾校友会陳会長にご挨拶を賜り、交流協会池田顧問によるご挨拶と乾杯のご発声のあと歓談に入りました。なお今回は銘酒を用意し、「黒龍大吟醸」、「久保田萬寿」、そして会友・飯沼昭治氏(三台会)差し入れの飯塚酒造「姿」(純米吟醸無濾過生原酒)を味わったことを付記します。歓談ののち、交流の集いに参加された団体・個人、新入会員が紹介されました。講師はじめ来賓の方々も最後まで台湾からの留学生や日本の学生たちと親しくご懇談され、盛会の裡に終了しました。 (事務局長・齋藤晃 記)