5月23日(土) 15:00~ 総会及び記念講演会:大隈会館301号室、
17:00~ 日台交流の集い:大隈会館201号室、会場を内幸町から母校・戸山キャンパスへ移動して3年。平成21年度日台稲門会定期総会、記念講演会及び日台交流の集いが5月23日(土)大隈会館にて開催されました。
第一部 定期総会:
・神田幹事の司会で始まった定期総会は議長に就いた石川会長の挨拶に続き、議案の審議・承認に入りました。事業報告、決算報告、監査報告(監事欠席につき代読)、事業計画案、予算案までが審議・承認され、続く任期満了による会長選任では、幹事会を代表して議長の推薦する岩永康久氏が全会一致で可決承認され、また会長の委嘱する新幹事も承認されました。なお石川前会長は顧問に就任しました。
第二部 記念講演会:
・財団法人交流協会台北事務所前代表の池田維(ただし)氏より「馬政権発足から1年―日台、中台関係の展望」と題してご講演を頂きました。池田前代表はアジア局中国課長を始め各国大使など要職を歴任され、現在は交流協会顧問に就かれています(講演抄録は次号に掲載します)。
第三部 日台交流の集い:
・司会は神田幹事と丸山香おりさんのお馴染みのコンビで開幕しました。岩永新会長の開会挨拶、来賓のご祝辞に引続き、山田敦・台北稲門会副会長ご発声の乾杯により開宴。来賓や講師を中心に交歓が続く中、台湾からの留学生や、「台湾人生(旧題・逍遥日記)」を監督した酒井充子さん等が続々登段し、日台交流に花を添えてくれました。最後に北村幹事とボニージャックスの西脇会員の指揮で校歌を斉唱し、盛会の裡に終了しました。
早稲田大学グリークラブ出身の「ボニージャックス」(西脇リーダーは日台稲門会会員)、ア・カペラグループ Street Corner Symphony出身の「AJI」、「TRY-TONE」、ストリートで活躍中の「Capitalgain」の先輩後輩4グループがジョイントコンサート を開催します。
2009年は箱根駅伝2年連続準優勝、ラグビー大学選手権優勝という嬉しい出来事で幕があき、早実のセンバツ高校野球出場決定のニュースが続いて 、今年も早稲田はスポーツ界を賑わしそうです。
文化面でも多くの人材を輩出している早稲田ですが、2月は若者とベテランのコラボによるリサイタルで早い春を楽しんでみませんか。
「W-DAY~都の西北 声の集い~」
日時:2009年2月11日(水・祝日) 16:30開場、17:00開演
会場:シアターサンモール
東京都新宿区新宿1-19-10 TEL・03-3352-5577
地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車 2番出口から徒歩3分
出演:ボニージャックス、AJI、TRY-TONE、Capitalgain
チケット:前売り券4000円、当日券4500円(いずれも全席自由席)
主催:近代プロダクション
写真左…校友会董烱熙会長の開会挨拶
写真右…当会小野間幹事長から董会長に記念品贈呈
台湾校友会2008年総会が11月29日早大台北国際交流センター(早大台北事務所)のある新光人壽大樓16階で開催されました。
董烱熙会長の挨拶で始まり、来賓の白井克彦総長、台湾三田會陳田柏会長、日本から参加した各稲門会の挨拶の後、交流センター岡本宏一主任からセンターの業 務について説明がありました。
最後に鄭文哲総幹事から校友会の業務報告があって総会を終了し、第二部の懇親会が台北稲門会川田会長の乾杯の発声とともにスタートしました。会場では、許 世楷前駐日代表、羅福全前亜東協会会長など著名な校友に混じって、日本人留学生や日本での留学を終えたばかりの若い台湾人が、いつまでも歓談の輪を広げて おりました。
2008年11月28日、翌日の校友会総会を前に、恒例の前夜祭が台北稲門会の配慮で開催され、日台稲門会、行政書士稲門会、日本人留学生など約30人が 参加しました。「樺慶川菜餐廳」の四川料理に舌鼓を打ちつつ歓談の時を過ごしました。
台北稲門会殿には毎年お世話になっていますが、今回も入念なご準備をしていただいたおかげで、久しぶりに会う朋友と久闊を叙すことができました。有難うご ざいました。
講演中の張茂森支局長
耳を傾ける日台稲門会会員
2008年の恒例の講演会・懇親会は、台湾で最大発行部数を誇る新聞「自由時報」の張茂森東京支局長をお招きし、「馬英九政権の半年と日台関係の現状」と いう演題で、8年ぶりに政権を握った中国国民党のもとで台湾がどう変わりつつあるのか、現在の台湾の政治、社会、経済情勢についてお話を伺いました。
ご承知のように「自由時報」は、新聞では中国資本を排除しているほとんど唯一の台湾メディアであり、台湾及び台湾人の視点で事実を報道、批評、啓蒙をして いることで知られています。
張支局長は講演の中で、
「馬英九総統は総統選挙の公約でいわゆる“6・3・3公約”・・経済成長率6%、国民所得3万ドル、失業率3%以下・・をぶち上げたが、すでにもう“この 実現は難しい、2期目の終わり(8年後)には達成できるだろう”と公約違反を公言している。」
など、期待外れの馬政権の実態を批評しました。
<張茂森支局長のプロフィール>
1948年台湾嘉義県で生まれ、72年台湾師範大学社会教育新聞学科卒業、「中国時報」政治部記者を経て79年京都大学に入学し比較社会教育専攻、主な 研究テーマはマスコミ関係。82年に「台湾日報」東京支局長、96年台湾の最大手新聞社「自由時報」東京支局長、現在にいたる。日本の新聞・雑誌にも論文 を発表、 日台関係に詳しい。
主な著書:「台湾二千万人の選択」(面影出版社)、「逆襲ドラゴン-台湾の戦略」(DHC出版事業部)など多数。
7月13日、前日の高雄に続き台北市世界貿易センターで“2008年日本留学展”が開催されました。
これは、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が 主催し、日本の大学や専門学校が日本留学に関心のある台湾学生に自校の説明とPRを行うもので、今年は国立私立大学50校、専門学校・各種学校111校が 参加、学校生活の説明だけではなく宿舎の決め方を含め日本での生活相談にのるなど、きめ細かなガイドが参観者に好評でした。
昨年より3000人以上多い約8000人の参観者でにぎわったこの留学展の中でも、早稲田大学のブースは他を圧する大人気、設営前から訪問者があるほど で、説明員は昼食の時間も取れずにコンビニのおにぎりを1個ずつやっと食べたような状態でした。それでも、早稲田をもっと知りたい、早稲田に留学したいと いう若い台湾人の熱意に何とかして応えたいと、多くの稲門校友がボランティア参加し、大学職員と共に大車輪の活躍を見せてくれました。
●ボランティア参加いただいたのは次の方々です。(順不同)
凃世俊さん(みずほ銀行台北支店)、李佳秦さん(台湾大学から文学部留学中)、黄涵琳さん(9月に別科日本語研究に留学予定)、長田光生さん(台北稲門会 幹事長)、長田夫人、大導寺さん(台北稲門会員)、羽原美紀さん(台北稲門会員)、渡邊義典さん(台湾校友会事務局,台北稲門会員)
(李佳秦さん、黄涵琳さんのお二人には前日の高雄会場でも活躍いただきました。)
*この記事は渡邉義典さんが寄稿された文を短くまとめた ものです。全文はこちらをクリックするとご覧いただけます。
*写真は長田光生さんが撮影されたものです。
当 会幹事で元台北稲門会会長の北村友雄氏が6月10日、「台湾友好ひろしまネットワー ク」総会に招かれ、「私が見てきた最近15年の台湾と今後」という演題で講演をされました。
北村氏は日本企業の台湾合弁会社の董事長として長く台湾に駐在し、ビジネス社会で活躍されたほか、台湾の社会・政治問題に精通されていることでも広く知ら れています。
講演会の様子を、当会会員で上記ネットワークのメンバーでもある井上浩氏(元台北稲門会会員)に寄稿していただきました。こちらをクリックすると寄稿文をご覧に なれます。
日本と台湾の友好に大きな貢献を果たした台北駐日経済文化代表處許世楷代表と、妻として代表に寄り添いつつ台湾民主化運動に血のにじむような活動を続 け、児童文学者としても高名な盧千恵女史、お二人とのお別れ会が、6月1日ホテルオークラ平安の間で開催されました。
冒頭安倍晋三前総理が、ご夫妻の若き時代の民主化運動のご苦労をねぎらうとともに、代表としての四年間に及ぶ日台友好への貢献をたたえ、やや早すぎる帰国 を惜しむ言葉を述べられました。
そのあと、ご夫妻と親交の深い各界の著名人が次々に登壇して惜別のご挨拶をされました。
許世楷氏が代表を務められた代表處には当会は大変お世話になりました。今年の総会にも代表にご出席いただきました。また昨年の総会には盧千恵夫人をお招 きして「台湾の児童文学」という演題で講演をしていただきました。ご夫妻とは大変縁の深い当会でありました。
どうかこれからも日台親善にお力をお貸しいただきますように心よりお願い申し上げます。
2008年4月26日、大隈会館で第12回定期総会を開催しました。
議事に先立ち2007年11月に逝去された当会名誉会長村野賢哉氏(第2代会長)を悼み黙祷を捧げました。
議事は、2007年度の事業報告、会計報告、2008年度の事業計画、予算案を検討し、多数をもって承認されました。
次に、幹事会において第4代会長に推薦された石川公弘氏の会長選任を満場一致で可決、同時に新任を含む幹事も承認されました。
また、会則第13条を改訂し、今年度より会計年度を4月1日~3月31日とする提案が審議され承認されました。今年度は変則的に2008年1月1 日~2009年3月31日の15か月になります。
承認された今年度の主な事業は下記のとおりです。
1.第12回定期総会(今回)
2.幹事会を毎月第三土曜日に開催。
3.会員、会友、台湾留学生を交えた行事を開催。
春・・日台交流の集い(4/26)
秋・・9月~11月
冬・・12月~2月
4.会報11号発行(4月) ニュースレター2回(9月、12月)発 行。
5.早稲田大学台湾校友会総会(11月29日)に積極参加。
6.早稲田大学台湾研究所、台北駐日経済文化代表處との連携を 密にし行事に積極的に協力。
7.台北稲門会との連携強化。
8.会員数の拡大。目標・・新入会員10名。
9.会員名簿の改定、発行(9月)。
総会終了後、恒例の「講演会」に 続き「日台交流の集い」が開かれ多数の方が参加されました。
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新役員・幹事は下記のとおりです。(敬称略・五十音順)
会 長 石川公弘
幹事長 小野間恒夫(事務局長兼任)
幹 事 一色 徹(H/P担当)
〃 岩永康久(新任)
〃 上野晃司
〃 大嶋 武
〃 加藤 博
〃 川村淳一(会計担当)
〃 神田正治
〃 北村友雄(新任)
〃 木村 滋
〃 江正殷
〃 齋藤 晃(会報・ニュースレター担当)
〃 白鳥和夫
〃 丸山弘子
監査役 真鍋藤正
顧 問 井村晃也
〃 渡邊光治
大成功だった早稲田大学野球部の台湾遠征。そして、その翌週には早大創立125周年記念大学野球交流戦として、広島で行われたシカゴ大学との交流試合。台 湾から帰国後、広島に移り住んでいる私にとっても実に感慨深いものであり、ここにレポートさせていただきます。
台北稲門会・早稲田台湾校友会の皆様、大変ご無沙汰しております(といっても、私が誰かご存知ではない方が結構多いかもしれませんが・・・)。台湾を離 れて、はや3年が経とうとしています。現在、広島勤務のため、日台稲門会には入会しているものの、なかなか活動にも参加できないのが残念です。しかし、台 北稲門会のホームページで皆様のご活躍を拝見しており、北村友雄元会長などからも台湾や早稲田に関する色々な情報も頂き、未だ心は台北稲門会の一員のつも りです。
そうした中、3月15、16日の早稲田大学野球部の台湾遠征は大注目でした。川田会長のコラムや渡邉義典さんから頂いたレポートからも、大成功であった 様子をうかがい知ることができ、ご尽力された方々に感服しました。ただ、私個人としては、台湾にいることの出来ないことをとても残念に思った次第です。
ところが、台湾遠征の翌週23日には、なんと、早稲田大学野球部が広島に遠征してシカゴ大学と試合をするというではありませんか!これまた、びっくりし ました。
皆様ご存知のように早稲田大学は創立125周年を迎え、125周年記念大学野球交流戦が行われることとなりました。対戦相手はシカゴ大学です。1905 年に早稲田大学野球部は日本野球史上初となるアメリカ遠征を行っており、1910年から1936年までシカゴ大学と5年ごとにお互いに両国を訪問して、 10回の交流試合を行っていました。そして、(これは私も今回初めて知ったのですが)、早稲田のスクールカラーであるエンジは、1905年のアメリカ遠征 当時のコーチであったシカゴ大学の元選手(ブレッド・メリーフィルドさん)からシカゴ大学と同じエンジのマークを勧められたことから、使用されることと なったそうです。今もシカゴ大学のユニフォームはエンジを基調にとてもかっこいいものでした。このように、早稲田とシカゴ大学とは、とても深い縁があるの です。
では、「なんで、その開催が広島で?」ということですが、広島市民球場は今年で50周年を迎えるのです(なお、現球場は今年が最後で、来年からは新たな 球場が誕生します)。このため、地元の早稲田関係者のご尽力があって、早大125周年と広島市民球場の50周年を記念して、72年ぶりに広島市民球場での シカゴ大学との記念交流戦が実現したのです。両チームの選手は、当日、平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花されたそうです。
試合当日は、あいにくの大雨で非常に寒い日でしたが、広島市民球場には約1万4千人もの観衆が集まり、地元新聞でも大きく取り上げられました。先発は、 斎藤佑樹投手で5回を無失点、9奪三振の好投。打線も上本博紀主将が4安打を放つなど19安打の猛攻となり、結果は15対0と早稲田の圧勝。ただ、シカゴ 大学の選手にとっては、今回は飛行機の遅れなどで超強行スケジュールとなった影響が大きく、気の毒な感じです。
その夜は、リーガロイヤルホテル広島で広島稲門会 を中心としたウェルカムパーティが開催されました。両チームの選手は、寒い雨中の試合後で疲れていたと思いますが、広島風お好み焼きなどを食べながら、多 くの参加者と和気あいあいと歓談されていました。私も、主力の斎藤投手や松下投手と直接お話しすることができました。
今回の早稲田大学野球部の台湾、そして広島への遠征は、台湾から帰国後、広島に移り住んでいる私にとって、実に感慨深いものでした。
現在、早稲田野球部は、應武監督をはじめ、上本主将、松下投手など地元広島出身の監督・選手が活躍されています。是非、6大学の春季リーグで4連覇を果 たしてもらいたいものです。そして、今回のようなスポーツを通じた早稲田と台湾やシカゴなどとの海外交流が、これからも益々盛んになることを願っていま す。
最後になりますが、早稲田台湾校友会・台北稲門会の益々のご発展を祈念しております。