第17期(2013年)定期総会・記念講演・交流の集い 開催報告

 梅雨入り宣言がなされた直後の6月1日(土)15:00から大隈記念タワー地下多目的ホールにて日台稲門会第17期定期総会が会員29名、会友5名参加のもと開催された。

議案としては

・2012年度事業報告・決算報告並びに監査報告。

・2013年度事業計画案、予算案。

いずれも原案通り承認された。続いて

・会則変更、副幹事長を新設、また、学生会員・会友に対する年会費の優遇措置を新たに会則に盛り込むことを承認された。

・会長・監査役の選出においては、現会長の岩永康久氏が人格・知識・人脈で余人をもって代え難しの理由で再選。監査役も眞鍋藤正氏が再選された。

・新役員紹介を行い 17期定期総会は無事終了した。

その後、来賓でお越しいただいた、早稲田大学国際部 足立心一事務部長による早稲田大学と台湾との最近の取り組み、早稲田大学台北事務所の新人事、鎌田総長の新ビジョン、中野の新学生寮の紹介が行われた。

 

第二部として、16:00より財団法人交流協会顧問 池田維氏による「日・中・台関係と今後の展望」と題し記念講演が行われた。尖閣問題から中台関係・日台関係に触れられ現下非常にホットな問題に関し元外交官の目から歴史的分析から始め、今後の関係各国のあり方まで深部にわたり、貴重な講演であった。この記念講演には大隈記念タワー地下多目的ホールが満席となる90名が参加、

台北駐日経済文化代表処から羅坤燦副代表、林世英組長・早稲田大学台湾校友会陳光敏会長始め会員・会友はもとより現役学生も多数参加した。講演終了後の質疑応答では時間を延長して老若男女、日本人・台湾人の方々が、今後の日中・日台の関係に関し熱い質問がなされた。

 

第三部として、18:00より大隈記念タワー15階西北の風にて日台交流の集いが行われた。

池田維氏の挨拶では台湾で玉山に登った経験を話されると、羅坤燦副代表は富士山に登った話を披露された。乾杯の音頭は陳光敏会長より毎年日本に来て日台稲門会総会に参加するのは、古い友人に会うことと台湾からの留学生に会うためで、楽しみにしているとご挨拶あった。

この会には、会員会友のみならず、早稲田大学台湾留学生会、日台関係のゼミ、日台学生会議に所属する学生も多数参加し大盛会であった。後半には新入会員紹介、会友酒井充子氏(「台湾物語」のドキュメンター映画監督、)の新しいドキュメンタリー映画、「台湾アイデンティティー」の紹介が行われ、最後は、行政書士稲門会 山下政行会長による校歌斉唱、エールで20:00閉会となった。

 

日台稲門会として、現在の良好な日台関係を維持・拡大して行くため少しでも多くの日本人の若い方に台湾の良さを知ってもらい、一方で、台湾の若い方に日本を好きになって頂けるよう

微力ながら尽力して行きたいと考えております。

                                        幹事長 高橋 徹 記