日台稲門会第16期定期総会

6月9日(土)大隈タワーにて日台稲門会第16期定期総会・記念講演・日台交流の集いが行われました。ちょうどこの日から東京は梅雨入りとなり、かなり激しい風雨の中ではありましたが、沢山の皆様にご参集頂き無事終了しました。
 
 
1.第16期定期総会
15時より大隈タワー地下多目的ホールにて会員26名参加のもと行われ、議長は会則により岩永会長が務めました。
2011年度活動報告、決算報告、2012年度活動方針案、2012年予算案、監査報告を行い、全て承認されました。続いて新役員・監査役の紹介、会則の変更が承認されました。会則変更の要点としては、幹事長・会計担当幹事の明文化、監査役の定義、幹事会の規定と再定義、幹事・監査役の任期の四点です。
最後は、来賓として列席された、早稲田大学国際部事務部長の足立 心一氏より最近の大学状況に関しご説明があり16時に閉会となりました。
 
 
2.記念講演会
16時より同じ地下多目的ホールにて台北駐日経済文化代表処 羅 坤燦副代表による「台湾と日本の絆」と題して記念講演が行われました。講演には会員・会友29名、校友8、一般10、学生41、計88名参加で広いホールが満員となりました。
講演の内容としては、台湾との国交断絶した1972年から今日に至るまで3期に分けて、経済・文化・交通等で関係が改善してきて今は最も良好な両国の関係になっている。
ここに至るまで1999年の台湾大震災発生時における日本の迅速な支援とそれを忘れない台湾の2011年3.11東北大震災への支援が両国の信頼関係を築きこれが、経済・文化・交通等多岐にわたり大幅な改善の原動力になり、今回、日本政府も台湾から4名の叙勲者を出すにいたりました。羅副代表の長年の日本生活を通して豊富な経験に基づく約1時間の講演の後、質疑応答を行い終了しました。
 
 
3.日台交流の集い
18時より場所を同じ大隈タワー西北の風に移し、交流の集いを開催しました。
参加者は会員・会友33名、校友11名、一般1名、学生50名、計95名。
先ず来賓挨拶は台北駐日経済文化代表処 羅 坤燦副代表、交流協会 小松 道彦総務部長、早稲田大学台湾校友会 陳 光敏会長が行い、続いて乾杯は台北駐日経済文化代表処李世昌文化部長がされ、交流の集いがスタートしました。一息おいて、ゲストスピーチとして早稲田大学国際部足立 心一事務部長、台北稲門会山田敦会長の挨拶。新入会員紹介、早稲田台湾留学生会が32名参加、同じく岩永ゼミから15名参加しておりそれぞれ代表者が挨拶を行いました。95名の参加者で内50名の学生とかつてない試みでしたが、学生達は社会人との交流を余り持ったことがなく、極めて新鮮な機会であったらしく沢山の話の輪が出来、校歌を歌い散会宣言をしたにも関わらずいつまでも帰らない状況が続きました。
後日、台湾の留学生から本当に有意義な楽しい集まりであったとのメールを頂きこれに留まらず、継続していく必要性を改めて感じさせられた、日台交流の集いでした。
(高橋 徹記)