日台稲門会 平成24年新春講演会実施報告

今回は、台湾通の片倉佳史氏を講師にお招きし、「台湾の現況と日台の絆」をテーマにご講演を頂きました(早稲田大学台湾研究所・協賛)。会場には、片倉氏のブログでの呼び掛けなどもあり、台湾人聴衆も含め150人以上の方々にお集まりいただき、台湾への熱い関心が感じられました。片倉氏は平成8年から約15年間台湾に在住、台湾に関することならジャンルを問わず幅広い分野で観察を続けられ、著作も多数発表されています。

前半は先月行われた台湾総統選、立法員選挙の結果について、どのような選挙戦が繰り広げられ有権者の投票行動に繋がったかを、現地からの視点で分かりやすく解説いただきました。

後半は200億円に上る義捐金の背景について、日本への親近感・友情、1999年台湾中部大地震の際の日本の対応への恩返し、相互扶助の精神といった観点からお話しいただきました。                       

世代を超えて進む日台交流のお話しなど真摯な中にもユーモアも交え雄弁かつ丁寧に語られ、1時間半の講演予定時間を大幅に超過するほどの盛り上がりでした。

                                                (担当幹事  萩原伸一記)